Pride.

Experiences
Skills
Materials

平面である革がどうして立体的な靴になるのか。
靴作りに出会う前は、不思議に思っていました。
そもそも革は、動物の皮膚であったものを表面の毛を取り除き、鞣し(なめし)たもの。
元は立体的だった生きた動物の皮が、加工されて平面の革になり、
また靴作りの工程を経て立体的な靴になる。
もちろん平面の革が立体的な靴になるのは、
革の伸縮性やつり込み作業によって
革に木型の形状を記憶させることによるものですが、
元は生きていた動物の皮だからこそ、靴作りという革に再び命を吹き込む作業によって
立体的な靴へと生まれ変わるのだと確信しました。
グッドイヤー製法の靴作りには、多くの工程と熟練の技術が必要とされます。
縫ったり、削ったり、磨いたり、地道な作業を何度も繰り返し、
多くの手間と時間をかけて1足の靴を作り出します。
長年の経験から身に付けた技術は、職人に自信を与え、
その自信は誰にも負けない良い靴を作っているという自負、Pride(プライド)となり、
革に命を吹き込み靴へとよみがえらせます。
職人たちがPrideを持って、丹精込めて作り出す靴が
このPerfetto(ペルフェット)です。

株式会社ビナセーコー代表取締役
島村真如

Product features

木型

シルエットと履き心地

木型は、靴を作るのに最も重要な役割を担うものの一つです。

靴のシルエットは木型によってほぼ決まりますし、履き心地も木型によるところが大部分です。

シルエットは美しいが履き心地の悪い木型でも、その逆に履き心地が良いだけで不格好なシルエットの木型でも、良い木型とは言えません。

ペルフェットの木型は、靴のシルエットと履き心地という重要な二つの要素を両立させることを目標に開発しています。

靴の第一印象

革は、靴の第一印象を決定付けるものかもしれません。革の風合い、質感、光沢等は靴に高級感を与えます。見栄えの部分だけでなく、柔軟性、吸湿性、耐水性、耐久性など実用的な部分も靴づくりで革を選ぶときに考慮するポイントです。

ペルフェットは、ヨーロッパの一流の靴メーカーや革製品のメーカーの多くが採用するイタリア・イルチア社、フランス・アノネイ社、イギリス・チャールズステッド社等の高品質な革を採用しています。

グッドイヤー製法

一生モノの機能性

グッドイヤー製法の靴のパーツのほとんどは革から作られています。革には伸縮性があるため、初め固かった革も履いていくうちに柔軟性が増していきます。足が直接触れる中底の下にはコルクが入っています。この中底とコルクは履いていくうちに押しつぶされていきます。足の形通りのカップインソールのようなものが自然と作られ、靴の快適性が向上します。

また縫うことで靴底を取り付けているので、擦り減った靴底を交換することが可能です。グッドイヤー製法の靴が一生モノと言われる理由の一つです。